~拘縮患者のオムツ交換~
今年度から介護主任が研修の企画・実施までを担うことになり、初めての研修会です。 何もかもが初めての試みとなった動画編集や資料作成など、ハラハラドキドキの連続できたが、完成したときの達成感は・・・
参加したスタッフは神妙な面持ちで動画を視聴
演習では動画通りにはうまくいかないもどかしさを体験しました。
拘縮のある患者さんに対して無理に足を開かせようと力を入れてしまうと骨折や脱臼を起こす可能性があります。演習の中で「もっと拘縮の強い患者さんにはこんな風には隙間が作れない」「患者に合ったオムツ交換の方法を考えていかないと患者さんに苦痛を与えてしまうからカンファレンスで検討したい」など様々な声が上がっていました。研修を通して「安心・安楽な排泄ケアの提供ができる」を目指し、チーム一丸となり取り組んでいきたいと思います!
また研修の中で排泄ケアのポイントをあげています。参考にしてください。
・拘縮している向きにゆっくりと足を動かして緊張を解く
・筋肉の緊張が緩んできたら、手のひら一枚分の隙間を確保
・オムツやパッドが擦れないよう、手で保護しながら皮膚を寄せて、内巻きにできるだけ細くしたおむつやパッドを隙間に通す
・鼠経にしっかり沿わせ、最後にギャザーをしっかり確認
・脱臼の既往歴がある方は、内転方向に動かすことで、股関節が脱臼してしまう恐れがあるので注意が必要!