「身体拘束廃止対策について」の勉強会が行われました。
当院では、どうしてもやむを得ない場合(傷などができてしまう、徘徊による転倒を防ぐなど)に限り、
患者様ご家族の同意のもと、
ミトンやつなぎ服などを使用しています。
今回の勉強会は、実際に患者様がどういう気持ちかを少しでも理解するため、
実際にミトンをはめて行いました。

実際にはめてみると、「暑い」「違和感がある」と言う感想が出ました。
こうした拘束は、いくらご家族への説明を行ってやっているとは言え、
無くしていきたいのが本音です。
でもそこには「本人の安全確保のため」「スタッフ不足で廃止は不可能」と言った
誤解を含んだ固定観念があり、
それが廃止への取り組みを阻害する原因にもなってしまっています。
身体拘束を廃止していくのは、なかなか簡単なことではありません。
今病棟では、センサーマットや衝撃吸収マットなどを使って
徘徊を察知するなどの取り組みを行っております。
また、徘徊することを禁止するのではなく、見守りや徘徊理由の把握、環境の整備など、
「危なくない徘徊」にしていくことも重要です。
また、職員が近くにいるときはミトンを極力外したり、少しでも時間を減らしたりする
努力も必要です。

今回の勉強会で、看護師・ケアワーカーを含め、病院が一丸となって
廃止に取り組んでいくことが大切だと学びました。
カテゴリー別アーカイブ: 看護師勉強会
看護師勉強会「メンタルヘルスケア」
4月看護師勉強会「看護計画・看護記録について」
第一回看護教育「認知症患者の関わり方」
2010年3月看護師勉強会
看護研究発表会
1月の看護師勉強会

今月は2つの病棟の研究発表でした。
~家族のサポートが受けられない(腎疾患終末期)高齢者への関わりについて~
疾患や患者背景を分析し、長期の入院生活の中で、苦痛の緩和をはかり、家族に変わって、医療者が心の支えになりたい、すべてのスタッフが患者を共通認識し、患者個人をありのまま受け止める事で、ニーズの把握につながるのではという症例発表でした。

~ビーチボールによる褥瘡対策への取り組み~
褥瘡が発生する要因は様々ですが、この症例は寝たきりで、関節拘縮、変形があり再発を繰り返していました。そこでビーチボールによる除圧を試みました。
医師・看護師・ワーカーが一貫した処置、ケアを行い、4ヶ治癒しなかった褥瘡がビーチボール使用後より2か月で治癒しました。1例のみの結果ですが、今後も褥瘡予防に取り入れていきたいと考えています。
どちらの研究発表も参加者が興味を持って聴き、積極的な意見交換が出来ました。
当病院では入院時、各部署と連携をとり患者背景を把握した上で、ケアの方向性を決めています。近年患者様層は様々で、問題発生時はその都度各部署と協力し、問題解決に取り組んでいます。毎月の勉強会や委員会でスタッフの意識を向上し、今後も患者様がよりよい入院生活が送れるように日々心がけていきます。








