カテゴリー別アーカイブ: 看護師勉強会

11月 看護部研修会

11月に2回“下剤に頼り過ぎない排便ケア”をテーマに研修しました。

当院で入院されている患者様のためにできる排泄ケアは何か??
また医療・介護スタッフの負担の軽減になるにはどうすればよいか??
を根底に当院で、今、実施可能なケアを盛り込んだ研修内容にしました。

便秘とは本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態と定義されています。
“3日便が出ていないから便秘だ”というのは間違いなんですね。

口から食べたものは健康な人でも1泊2日の腸内旅行をして便として体外に排出されるのですが、
高齢者は

  • 消化吸収機能が低下し、
  • 腸の動きの低下
  • 寝たきり生活での寝たままの排泄姿勢
  • 直腸の弾力性や肛門括約筋の筋力低下

などが原因で排便障害が起こります。

上記の状態に当てはまる入院患者様の大半は、下剤を内服されており、薬の影響で下痢を引き起こしている印象でした。
そして、下痢による皮膚のただれや衣類の汚染があり、処置やリネン交換によるスタッフへの負担もみられました。

毎日行う排泄ケアをコロコロなウサギの糞のような硬く出にくい便ではなく、また泥状や水様の便でもない程よい硬さの便に下剤を調整できるように今回の学びを実践に活用して、よりよい排泄ケアに近づくよう取り組んでまいります。

教育委員研修担当者

🩷8月の勉強会 ACP🩷

暑い日が続きますが、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

教育担当の福島です。

8月の勉強会は看護師を対象とした
「ACP(アドバンス ケア プランニング)について」を開催しました。

ACPとは「患者・家族・医療従事者の話し合いを通じて、患者の価値観を明らかにし、これからの治療・ケアの目標や選好を明確にするプロセス」のことです。

厚生労働省は、11月30日を“人生会議の日”と定めていますが、皆さんは「万が一」の時のことを、ご家族や大切な人と話し合ったことはありますか。

今回の勉強会では、「患者との話し合いの手引き 練習用シート」を用いて、ロールプレイングを行うことで、患者さんのお気持ちを聞き出すための表現やヒントを学ぶことが出来ました。
患者さんにとって、人生の最終段階に最善の選択ができるよう、できることから試みていきたいと思います。

7月 認知症勉強会

こんにちは。教育担当の福島です。
今年度の看護部勉強会は、概ね2ヶ月に1回開催し、対象は看護師・ケアワーカーとしています。
5月は「ポジショニング」7月は「認知症」がテーマでした。
「ポジショニング」勉強会では、デモストレーションを交えることで、実感として学びを深めることができました。
「認知症」勉強会では、普段の患者さんとの関わりを振り返るよい機会となりました。

今後も学びや気づきを共有し、よりよいケアの提供に努めます。

🌻7月は6病棟が担当します🌻

6病棟では「認知症の方の心」の勉強会を行っています。

病棟全体で認知症の方を理解するには、まずは皆が同じ意識を持ち認知症の方の気持ちを理解出来る様に日々勉強をしています。

その他にも「拘縮予防」「接遇」「摂食嚥下」などの勉強会を行い病棟全体で意識の向上を目指しています。

季節を感じて頂ける様に壁面飾りをしています

患者様とのレクリエーションにおいて作った作品です

これからも入所者様が過ごしやすい環境を整えていきたいと思います。

勉強会に力を入れています

7病棟では、日々の業務の合間に勉強会を行っています。

新しい知識や方法を学び、業務に取り入れる事で、仕事の質の向上を目指しています。

スタッフ間で知識を共有し、意見交換を行う事で、病棟全体の連携を強化することにも役立っています。

最近では、「認知症の方の心」「拘縮予防~ポジショニング~」「拘縮の強い方へのオムツのあてかた」「個人防護具の取り扱い」をテーマにした勉強会を行いました。 パワーポイントを使った資料や、勉強会が終わった後にも読み返せるような、わかりやすい資料作りを目指しています。

2019.08.21 対象別研修(コミュニケーション)

対象別研修2回目です。
今回は、コミュニケーションについて行いました。
リーダーシップを発揮していく中で、コミュニケーションがとても大切になっていきます。
内容は、効果的なコミュニケーションの条件、キレないための感情コントロール術
交渉について、相手をイラッとさせないとっさの交渉スキルについて学びました。
知らない言葉、はじめて聞く言葉もあり、知らないことを知るのは楽しかったです。

2019.07.12 看護職研修(エンゼルケア)

エンゼルケアの研修会です。
看護職研修でしたが、介護職の方も参加の希望があり合同で行いました。
研修では、死後の変化を理解し、予測したケアを行うことを学びました。
もし、ご自宅に帰られてから、血液が流出してきたりすると
大切な人とのお別れの悲しみと同時にとてもつらい時となってしまいます。

今回の研修では、医療処置を受けられた後のケアについて学びました。
点滴の抜去部など、どのように手当を行うのか。などなどです。

茶色から肌色のテープを使用し、できるだけ肌に近い色を見つけるなど
出来る限りの工夫をし、後悔のないお別れを提供していきたいです。

2019.06.26 伝達講習会

5月に開催された日本看護協会「認知症高齢者の看護実践に必要な知識」の
研修に参加したスタッフからの伝達講習会を開催しました。
当院は、認知症加算2の施設基準を取得しているため
全スタッフが認知症についての知識・看護を深めて
取り組んでいかないといけません。また、日ごろの関わり方の
振り返りをする機会にもなりました。
次の研修に参加するスタッフには介護職にむけての
伝達講習をお願いする予定です。

2019.05.10 看護職研修(接遇)

看護職研修を紹介させていただきます。
看護部は、毎月1回看護職研修を開催しています。
テーマは、今生駒病院の看護職に必要な事。
教育委員会で、研修を企画運営しています。
今回は、接遇についてです。
わかってはいるけれど・・・という人がほとんどです。
研修を終え、習慣や慣れから言葉遣いが雑になっていたので
振り返ることができた。
以前受けた研修を再度受けることで、学びを深めることができた。
などの感想が聞かれました。
各部署にかえって、他のスタッフにも伝達していくことで、
身についていければと思います。

2019.4.30管理者研修

2018年度活動報告・2019年度部署目標発表

当院の看護部は、病棟6単位、外来、入浴部門とあります。
看護部長をはじめ、各病棟師長、主任、介護主任の参加です。
2018年度の各部署目標の取り組み結果報告と2019年度の病棟目標の
発表を行いました。発表は各師長です。
前年度の取り組みの中での反省、問題点などが見いだされ
それらを踏まえての目標設定をされていました。
目標達成のために、スタッフ一丸となって取り組んでいきます。

看護部理念でもある、各部署とも「生駒病院に入院して良かった。」と思っていただけるよう
2019年度も看護・介護に励みます。