カテゴリー別アーカイブ: ケアワーカー勉強会

2月 介護職研修 ~不適切ケア・接遇について~

「不適切ケア」とは、高齢者虐待とまでは至らないが、利用者への配慮に欠けるもしくは利用者への尊厳を損なう恐れがある行為であり(その行為が意図的であるかどうかは問わない)介護従事者本人が自覚していないケースもあります。常態化することにより高齢者虐待につながる可能性があるため、早めの対策が必要となります!

今回の研修では動画視聴やグループワークを通して日常の業務に対する姿勢や態度・言動など自己の振り返りの機会とし、不適切ケア防止策への理解を深め、よりよい介護ケアの提供につなげることを目的に取り組みました!

10月介護職研修

 ~拘縮患者のオムツ交換~

今年度から介護主任が研修の企画・実施までを担うことになり、初めての研修会です。 何もかもが初めての試みとなった動画編集や資料作成など、ハラハラドキドキの連続でしたが、完成したときの達成感は・・・

参加したスタッフは神妙な面持ちで動画を視聴

演習では動画通りにはうまくいかないもどかしさを体験しました。

拘縮のある患者さんに対して無理に足を開かせようと力を入れてしまうと骨折や脱臼を起こす可能性があります。演習の中で「もっと拘縮の強い患者さんにはこんな風には隙間が作れない」「患者に合ったオムツ交換の方法を考えていかないと患者さんに苦痛を与えてしまうからカンファレンスで検討したい」など様々な声が上がっていました。研修を通して「安心・安楽な排泄ケアの提供ができる」を目指し、チーム一丸となり取り組んでいきたいと思います!

また研修の中で排泄ケアのポイントをあげています。参考にしてください。

・拘縮している向きにゆっくりと足を動かして緊張を解く

・筋肉の緊張が緩んできたら、手のひら一枚分の隙間を確保

・オムツやパッドが擦れないよう、手で保護しながら皮膚を寄せて、内巻きにできるだけ細くしたおむつやパッドを隙間に通す

・鼠経にしっかり沿わせ、最後にギャザーをしっかり確認

・脱臼の既往歴がある方は、内転方向に動かすことで、股関節が脱臼してしまう恐れがあるので注意が必要!

2019.07.12 看護職研修(エンゼルケア)

エンゼルケアの研修会です。
看護職研修でしたが、介護職の方も参加の希望があり合同で行いました。
研修では、死後の変化を理解し、予測したケアを行うことを学びました。
もし、ご自宅に帰られてから、血液が流出してきたりすると
大切な人とのお別れの悲しみと同時にとてもつらい時となってしまいます。

今回の研修では、医療処置を受けられた後のケアについて学びました。
点滴の抜去部など、どのように手当を行うのか。などなどです。

茶色から肌色のテープを使用し、できるだけ肌に近い色を見つけるなど
出来る限りの工夫をし、後悔のないお別れを提供していきたいです。

体の歪を整えた廃用症候群予防対策

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本日の勉強会はリハビリテーション部が主導で行われました。テーマは患者様の体のねじれを少なくしよう!「体の歪みを整えた廃用症候群予防対策」です。
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リハビリの職員が患者様役を務め、ケアワーカーの職員が患者様にどのように接してあげれば良いのかを学びました。
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患者様をリラックスさせてあげるにはどのようにすれば良いのかなど、普段わからないことも積極的に質問し、モチベーション高く学べました。今後も色々な勉強会を行なっていきたいと思います。

終末期(ターミナル期)の介護について

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本日は介護教育の勉強会が行われました。終末期(ターミナル期)の介護について学びました。終末期とは何かといったことから、その人らしいケアを迎えるためのケアとはどういったものかの勉強になりました。
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死にゆく人の心理過程はどのようになっているのかや、実際のケア、体の特徴など、みんな真剣に学んでいました。今後もエンゼルケアについて引き続き学んでいきたいと考えています。

介護現場における接遇とは?

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ケアワーカーの勉強会が行われました。今回のテーマは「介護現場の接遇とは?」についてです。多くのケアワーカーさん達が集まり、熱心な勉強会が行われました。
接客と接遇の違い、また、介護現場における実際の接遇について学びます。
接遇の5原則として
①あいさつ
②身だしなみ
③表情
④態度
⑤言葉づかい
があげられていました。
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他にも言葉遣いや声かけなど充実した勉強会になりました。
今後とも生駒病院では勉強会を開催していき、職員のレベルアップを図りたいと考えています。

個人情報保護について

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本日の勉強会のテーマは個人情報の保護です。病棟は特に患者さんに直接関わる部署であり、個人情報保護の理解は必要不可欠です。また、従業員の意識づけを促進するためにもこういった勉強会は大事だと当院は考えています。法律なので難しいのですが、みなさんまじめに勉強に取り組んでいました。
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当院には有資格者の個人情報保護士も何人かおり、病院全体の情報管理への意識を高めようと努力しております。まずは知ることから始め、どのような対策をしたらよいのかを考えて行動できる人間を育てたいと思います。今後も個人情報保護については継続的に勉強会をしていきたいものです。

豊かな生活を支える食事ケアの『い・ろ・は』

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今月は、「食事ケアの『いろは』」ということで、食事介助をする上で大切なこと・
注意しなければならないことを学びました。
介護の中でも三大介護というのがあり、「食事」「排泄」「入浴」がそれに当たります。
中でも食事は「死」に直結する可能性が高いものと言えます。
誤嚥や、誤嚥性肺炎で死にいたる事例は非常に多いです。
私たちが当たり前のように行っている食事は、介護となるとリスクが高くなり、
緊張感を持って行うことが必要になってきます。
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↑上を向いてお茶を飲んでみてください。
とても苦しくて、むせてしまいます。
食事場面では、姿勢が大変重要です。
どんな姿勢が患者様への負担となるのか身をもって知ることで、
今後の食事介助に生かしていこうと思います。

第5回介護教育「リハビリ見学」

今回のケアワーカー勉強会は、リハビリテーションの見学です。
当院でのリハビリとは、患者様が最後まで人間らしく生きるために援助することです。
機能維持を主な目的としています。
実際に患者さまのリハビリ風景を見学。
患者さまのリハビリ
いつも寝ておられる患者様の介護をしているケアワーカーさん達からは、
「いつもと違う!!」
と言う感激の言葉が。
中には、歩く患者様を見て涙ぐむ職員もいました。
いつも介護をしている中ではなかなか見られない患者様の姿に、
リハビリの大切さを学びました。
続いて、リハビリを実際に体験しました。
これは「プーリー」という、腕や肩・握力を鍛える器具です。
体験
患者様の中には、5分間やり続ける方もおられるとか。
他にも下肢の力を鍛える器具や、腰の牽引をする器具、筋肉を温める器具も体験しました。